Great American Beer Festival(GABF)は毎年10月最初の木、金、土曜日にデンバーで開催される最も多くのアメリカ国産ビールが集まるイベントです。ギネスブックによると、GABFは「最も多くのビールがオンタップで飲める所」だそうです。
GABF2000では275のブルワリーから1,500以上のビールが集まります。
このイベントは今年で19回目を迎えるアメリカで最も長く続いているビアフェスティバルでもあります。

このページはとの共同でお送りします。
BeerLineToday.comHOMEBREW UPDATES

10月12日 GABFツアー8日目 カリフォルニア Sannyvaleから北へSan Francisco
今日の出来事
HomeBrew Shop
Los Altosにある「Fermentation Frenzy」に行きました。 ここも標準的な品ぞろえでした。 チーズキットも扱っているというところが特徴といえば特徴でしょうか。
さすがにシリコンバレーにあるためホームページもあるようです。
Liqure Shop
ビールをお土産にするためサンフランシスコのリカーショップをいくつか回りました。 その中のひとつがここJug Shopでした。 店内にはワインを中心として、酒類が所狭しと並んでおりました。 ここではAlaskan BrewingのSmoked Porterを発見。 さっそく購入しました。
また、別の店ではホームブルーショップのHopTechがやっているHOPTOWNをようやく発見。 宿に帰って飲みました(イマイチでしたが)。
ミニケグ用樽
こちらはスーパーで見かけた5リットルミニケグ樽。 最近の樽は横に付いているコックからビールを出せるので、上に付けるポンプは必要ないようです。 ただし、これがホームブルーで使えるかどうかはわかりません。
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Steel Head
明日は午前中の便で帰国なので、これが最後のブルーパブとなりそうです。 観光地、フィッシャーマンズ・ワーフのそばにある「Steel Head」はGABFでもおいしいビールを提供していました。 店に入るとすぐにカウンターがあり、その奥に醸造設備をガラス越しに望むことができます。 酒を飲む人はカウンターの近くに案内されますが、食事をとる人はさらに奥の席に案内されます。
ビールはGABFで飲んだようになかなか質も良く、おいしいビールでした。 残念なのはスタウトのカスクはあったものの、IPAのカスクが飲めなかったことです。 ハンドポンプが二本あるので、タイミングがよければ二種類のカスクが楽しめそうです。
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今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Steelhead at Fisherman's Whart
たしかもともとオレゴンのEugeneにあるブルワリー(だったと思う)。ビールはかなりすばらしい。
Galapagos Stout (Cask Condition)
グレイニーアロマ。とてもスムーズ。甘味がけっこうあるがそれなりにバラン。スしている。
Bombay Bomber IPA
ホップアロマ強。苦味がかなりある。にしては渋くない。ローカーボネーション。ホップフレバー強。
Amber
ホップアロマかなりある。少しモルトアロマ。ホップフレーバー強。渋くはない。苦味けっこうある 。モルティーサとのバランス良好。
ALT
ダイアセチル少々あり。渋く苦いところあり。妙にアルコホリック。

今日の買ってきたビールテイスティングログ

Redhook Double Black Stout
「Brewed with Starbucks Coffee」とラベルに書いてある。コーヒースタウト。RedhookとStarbucksはシアトルつながり。
そうとう濃い黒。泡もコーヒー色。ドライスタウト。コーヒーのフレーバー、ローストモルトのフレーバーのバランスと複雑さがとてもよい。アルコール6%by weight

Alaskan Brewing Smoked Poter 1999年ヴィンテージ
スモークビールが好きでな人でも、嫌いな人でも一度は試す価値のある、たぐい稀なるビール。強いチョコレートフレーバーのしっかりしたポーターにスモークキャラクターが絶妙にバランスする。
アルコール6.1%by volume

HopTown Brewing
Hoptechでお馴染みのビール。お土産物やで(常温)発見。どのくらい保存されていたか不明。ホップアロマがすごく強い。相当酸っぱい。多分劣化したため。

Portland Brewing Woodstock IPA
かなり甘味のあるビール。ホップキャラクターはとても強い。

今日のベスト
Steel Headのスタウト(カスク)
宿で飲んだ瓶ビールもかなり良かったけど、やはりオンタップと言うことで。
Alaskan Brewing Smoked Poter 1999年ヴィンテージ
やっぱりすばらしい。Redhookとどっちにするか悩んだ。SteelheadのGalapagos Stoutも悩んだ、
10月11日 GABFツアー7日目 カリフォルニア Vacavillから南へSacramentoからSannyvale
今日の出来事
ホームブルーショップ訪問
VacavilleからSunnyvaleに移動の途中でホームブルーショップに寄りました。 Sacramentoの「R & R Home Fermentation Supplies」はこじんまりとした店構えの割には必要なものが一通り揃っており、近くにあれば利用できそうな店でした。 しかし、イーストなどはあまり新しいものは置いてなく、昨日訪れた店と比べるとちょっと見劣りしてしまいました。 今回最も驚いた店のひとつが「Double Spring Homebrew」でした。 場所はMokelumne Hillという町で、本当に山の中にあります。 建物も掘っ立て小屋のようなものだし、ケグなんかフタを開けて雨ざらしになっいるしでこんなところに誰が買いに来るのか不思議な店です。 それにもかかわらず一通りのものを揃えており、見たことがないような面白いものまで置いてありました。 これには取材班一同だいぶたまげました。
確認はしていませんがイーストやホップはあまり新しそうではありません。 最後に訪れたのはLodiという町にある「Pop a Top Homebrew」という店でした。 こちらは、前出の「Double Spring Homebrew」を訪れた後ではインパクトが全然なく、極普通の店に感じました。
店内はだいぶきれいで、整理して展示してあるのでものが少なく感じました。
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Brew Pub訪問
二番目に行った「Double Spring Homebrew」のおばちゃんに勧められるがままに行ってみました。 「Double Spring Brewing」という名前で、どうやらおばちゃんのだんなさんがやっているようです。 広い店内にはポツンポツンとテーブルとイスが置かれており、非常に殺風景でした。 ビールは三種類で、そのどれもが全部飲むのに苦労するようなものでした。 おばちゃんにしてやられたという感じです。 夜は旅館の近くの「FaultLine」というマイクロブルワリー・レストランに行きました。 日本企業がすぐ近くにあるためか非常に値段が高い印象を受けました(三人で$100.00弱)。 ビールの質は今一歩という感じでした。
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今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Faultline Brewing
シリコンバレーのSunnyvaleにあるブルーパブ。このお店はWalnat CreekやSan Franciscoにもあります。ここのビールは甘い物が多い。
Kolsch
硫化物臭い。ホップフレーバーがケルシュにしても弱く、ケルシュらしくない。
Golden Ale
ホップアロマは強めだけどだけどまあ適度。フレーバーもホップが強め。ホップキャラクターの強いビール。
Best Bitter
ナッティなモルトのアロマ。ホップのキャラクター少ない。ヘッドがとても良い。(ニトロらしい)
Oktoberfest
甘い。モルティというより「甘い」。
PaleAle
アセトアルデヒドをわずかに感じる。ホップキャラクター無し。
IPS
甘い、すごく渋い。アロマはホップが主体でもそんなに強くない。
Pilsner
DMS強。トマトのにおい。カラメル強い。
Stout
グレイニー、ナッティ、コーヒーフレーバー、渋み強い。
Weizen
アロマ、フレーバーともにバナナが支配的。スパイシーさほぼなし。

Mokelumne hillという、かっなり山のなかにあるマイクロ。
IPAとBlond Ale
硫化物のにおい。なにょり、かなりすっぱい。というのが問題。
Amber Lager
ナッティ。すごく濁っている。ラガーの要素は感じない。

今日の買ってきたビールテイスティングログ

Sierra Nevada Pale Ale
これぞアメリカンペールエールのオリジナル。ボトルコンディション。すばらしいホップキャラクタ。Chicoで飲みたかった。
今日のベスト
Double SpringsのIPA(タイトル改め本日のワースト)
自分で造ってもここまでひどくない。
Sierra Nevada Pale Ale
結局スーパーマーケットで買ったSierra Nevada Pale Aleが一番すばらしかった。
10月10日 GABFツアー6日目 カリフォルニア Vacavillから北へNapa Sonoma Santa RosaからFt Bragg
今日の出来事
ホームブルーショップ
北カリフォルニアを巡る最終日。ワインの産地にある二つのホームブルーショップを訪問しました。 まずはNapaにある「Napa Fermentation Supplies」を訪れました。 ここは小さなテニスクラブのような敷地内にあって少し見つけにくいところです。 建物を見た感はこじんまりとしているのですが、品ぞろえは豊富で、プロでも使えるような1000リットルは入るような大きな鍋まで置いてありました。 さすがにワインの産地らしく、ワイン用具も豊富でブドウを潰す機械や樽などもたくさん置いてありました。
カタログなどはなく日本からのオーダーについては今のところ不可能なようです。 しかし、ホームページがもうすぐできるとのことなので、近いうちにオーダー可能となるようです。 その後、近くのSanta Rosaという町にある「The Beverage People」を訪れました。 ここは、じいさんが一人でやっているようですが、なかなか色々なものが置いてありました。 こちらもワイン用の機材を多く扱っており、ワインを潰す機械のレンタルなどもしているようでした。
店にはたくさんのメダルが飾られており、何かいろいろと賞をもらったようです。 実は後で知ったことなのですが、このじいさん、AHAのコンペなどでかなり色々な賞をとっている超ベテランだそうです。 こういう人が近くでホームブルーショップを開いてくれていると言うことは、地元の人にとって非常に心強いのではないかと思いました。
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遠かったブルーパブ
ホームブルーショップを訪問した後は、ブルーパブ巡りです。 かなり北にあるNorth Coast Brewingまで行き、この日一日で300マイル以上走りました。 まず最初はRussian Riverというところです。 ワイナリーの一角にブルワリーがあるようですが、敷地内の何処にあるかは結局見つけられなかったので、不明なままです。 パブはブルワリーとは離れたところにあり、それだけで独立した建物となっていました。
一通り飲んでみましたが、その中でも生のホップを使ったHopTimeとIPAが一番良いと感じました。 その後、道を間違えてHop Landを通ることになったので街道沿いにあるHopLand Brewing(別名:Mendocino)に立ち寄りました。 ここは鷹のマークのビールで有名ですが、あまり良いとは思いませんでした。 最終目的地であるNorth Coast Breweryに到着したのは夜の9時少し前でした。 店内は田舎の町にある単なるファミリーレストランといったところですが、GABFを初めとして数々の大会でメダルを獲得しているなかなかすごいパブです。 なんとそのメダルが従業員のユニフォームとなっているらしく、ウェイトレス全員がメダルを首からぶら下げていました。
ビールの方は、カスクがひとつと通常のケグ詰めのものが数種類ありました。
Old Rasputin(インペリアルスタウト)のミレニアム醸造ものが大きな瓶で売っていたので、取材班で買い占めました。
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今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Russian River (Korbel)
Korbelというワイナリーにあるマイクロでワイナリーにあるデリカテッセンでサンドイッチやサラダ作ってくれてカウンタでRussian Riverのビールと楽しめる。
Porter(ニトロ)
グレイニー、モルティ、ホップのアロマとフレーバーがなかなか良い。
IPA
ものすごくホッピー。ホップアロマ、フレーバーが強いわりにそれほど渋くない。シトラシーなアロマ強い。
Hoptime
ホップを収穫後(Russian Riverではホップの栽培もしている)すぐに(乾燥しないまま)仕込む。瓶詰め版はない(と思う)
生の草っぽいフレバー。ホッピーという感じとは別のもの。
Golden Wheat
クリア、ホップアロマフレーバーなし。アンカーのウィートのようなビール。
Rogin' River
Pale Ale ホップフレーバー強。わずかにソーピー。アメリカンPA。

Mendocino Brewing (Hopland Brewery)
Hoplandというところにある。アメリカ最初のブルーパブ ニューアルビオンの流れをくむものらしい。
Pregrine Golden Ale
フレーバー、アロマともきわだった物なし。
Red Tail Ale
DMS強い。ホップキャラクタは少ない。
Eye Of The Hawk
DMS強い。モルティさはGolden Aleよりある。
Black Hawk Stout
グレイニーでナッティ、でもそんなに強くない。

North Coast
大平洋に面した(たぶん)港町Ft Braggsにある。
Red Seal Ale (Cask condition)
すこしリンゴっぽいアセトアルデヒドを感じる。苦味は思ったより弱い。スムーズ。
Scrimshaw Beer
サルファリなアロマ。モルティー。
Old Rasputin
インペリアルスタウト。強烈なアルコールとチョコレートのアロマとホップフレーバー。ヘッドがすごくクリーミー。強烈な個性のビール。
PranQSter
ベルジャンエール。トリプル?ベルジャンイーストからくるアロマが良い。

今日のベスト
Russian RiverのHopTime
“生”のホップを用いた非常に珍しいエール。 ホップを摘み取ってから数時間以内に仕込に使うらしい。
ホップ畑とブルワリーが同じ場所にないと造れないし、夏の終わりに一回仕込んだら終わりなのでなかなか飲むこともできない。 レアものと言うだけでなく、ビールの質もかなり良いので今日のイチ押しに決定。 (同じRussian RiverのIPAと迷ったのですが、レアさを取ってこちらにしました。)
Russian River, Porter
Russian Riverの物はみんなすばらしかった。
10月9日 GABFツアー5日目 カリフォルニア Vacavillから北へChicoとSacramento
今日の出来事
Sierranevada Brewing
American Pale Aleの元祖、Sierranevada Pale Aleを造っているSierranevada Brewingを訪れました。 所在地はChicoという町で、サンフランシスコから自動車で3時間くらい行ったところにあります。 滞在しているVacavilleからは2時間のドライブと行ったところでした。 到着して少しぶらぶらしていると、ホップを袋から出してばらばらにする作業をしているのが外から見られたのでカメラをもって近づいたところガラス戸を開けて中を見せてくれました。
中は完全に空調が効いているようで、開けてもらった扉からは冷気が流れ出してきました。 冷蔵庫と同じくらいかすこし高い温度と言ったところでしょう。 基本的にカスケードのホールタイプのものを使っているようで、年代別にきちんと分けて保存されているようです。 見えたのは98、99年産のもとパールか何か別の種類のホップでした。 目当てにしていたブルーパブは月曜日が定休日だそうで、できたてのSierranevada Pale Aleを飲むことはできませんでした。 もし、将来行く予定のある方は気をつけたほうが良いでしょう。 併設のギフトショップは特に定休日はないようで開いていました。 通常ブルーパブで売っているグッズより種類も豊富で、しかも値段が安いのには驚きました。 たとえばT-シャツは$10.00です。 せめてものなぐさめにお土産だけはたくさん買いました。
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Sudwerk Brewery & Grill
その後、サクラメントにあるSudwerk Brewery & Grillを訪れました。 ここはアメリカのブルーパブには珍しく、ドイツタイプのビールを中心に造っています。 店内はかなり暗くしてあり落ち着いてビールが飲めようになっていました。 そのため、撮影には非常に苦労しました。 驚いたことにここではラガーリング用のタンクを横にしたような形で置いてありました。 写真には3つだけしか写っていませんが、写真の右側にもう一つ同じセットがあり、合計6個のタンクがあるようです。 さらに驚いたことに、醗酵はオープンファーメンターを用いているようです。 外からガラス越しに醗酵している様子をうかがうことができます。 これも写真の右側に同じものがもう一つあり、合計二つのオープンファーメンターがあるようです。 肝心のビールですが、ドイツ系のビールは特別な欠点は見つけられませんでした。 それが逆に面白みに欠ける点となっている感じがします。
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今日のビール
今日のブルーパブテイスティングログ

Sudwerk
もともとDavisのブルーパブ。Sacramentoにもブルーパブがある。
Pilsner
ホップのアロマは弱いが、フレーバーはしっかりある。サルファリな感じはない。メニューによるとPerle、Hallertauer、Tettnangerを使用。
Helles
Pilsnerよりホップフレーバーが弱く、わずかにモルティ。Pilsnerとほとんど区別が付かない。
Marzen
出てきたのがあまりに冷たくてよくわからない。
Pale Ale
強いぶどうのアロマとフレーバーがある(アセトアルデヒド)。
Hefe Weizen
すごくふつうのヴァイツエン。悪いところ特になし。
Imperial Stout
フォーリンスタウトのように木の樽のキャラクターがある。強い甘味とアルコールを感じる。

今日の買ってきたビールテイスティングログ

SLO Brewing
Extra Pale Ale
硫化物(主にDMS)が多い 。ホップフレーバー、アロマともかなり強い。アメリカンペールエール。
Deschutes Brewing
Black Butte Porter
甘い。チョコレートモルトのキャラクターが強く、ざらっとした感じ。

今日のベスト
明日に期待
Sudwerk、Pilsner
今日はそれほど飲んでいないのですが。SudwerkのPilserは感動するほどではないが、十分に優秀なビールでした。
10月8日 GABFツアー4日目 カリフォルニア サンフランシスコから北へ
今日のパブ
今日のブルーパブテイスティングログ

Magnolia
サンフランシスコのブルーパブ。
Big Cypres Brown (Cask condition)
おしなべてアロマが弱い。アストリンジェント。
Spud Boy's IPA (Cask condition)
アメリカンホップのアロマ。渋くなくホップフレーバーも適度。苦味はブリティッシュIPAのように低い。
Blue Bell Bitter (Cask condition)
ダイアセチル少々。ホップフレーバー強。(ブリティッシュ風のエール)
Browster's Scotch
カラメルのアロマ、フレーバーが強く、甘味もたくさん、アルコールもたくさん。(アメリカ風?)
Weather Report Wheat
少しすっぱい。ホップのアロマとフレーバーが少しずつ。
Prescription Pale Ae
ホッピーで渋い。
Pyramid Ale
シアトルにある、ブルーパブのバークレー版。Pyramidは北西部ではとても人気があるマイクロ。
DPA
ニトロケグのペールエール。スムーズでけっこうモルティ。アセトアルデヒドがある。去年シアトルで飲んだ時は、特にアセトアルデヒドは感じなかったと思う。
Apricot Ale
Apricot Aleはひょっとしたら、日本で瓶詰めを飲んだかも知れないが記憶にない。もし飲んでいたらまったく別物のようにすばらしい。すごく強い甘いアプリコットのアロマとまるで新鮮なアプリコットをかじっているようなフレーバーが鮮烈。ドライ過ぎずでも甘過ぎずバランスもとても良い。
ESB
アロマ、フレーバーともにアセトアルデヒド多。

今日のベスト
Magnolia、IPA
カスクコンディション。この日は寝不足でイマイチ。
Pyramid Ale、Apricot Ale
なんといってもアプリコットの強さと自然さがすばらしいフルーツエール。
10月7日 GABF3日目 コロラド
今日のGABF

GABFもいよいよ最終日。 12時半からと17時半からの二回のセッションが行われました。
なおGABFの雰囲気を少しでもお届けするために、コンベンションセンターの前と会場の内部で撮影した画像をQuick Time VRパノラマにしました。 どうぞご覧ください。
Quick Time VRを開くにはQuick Timeが必要です。 ダウンロードしてご覧ください。 コンベンションセンター前のパノラマ (372KB)
GABF会場のパノラマ (348KB)
人出は昨日の半分
さすがにメンバーズオンリーと言うことで、入場者数は昨日よりもだいぶ少なく半分(目測)と言ったところでしょうか。
ガラスのグラスが登場
メンバーズオンリーでは何とテイスティング用のグラスがガラス製となっていました。 昨日のグラス不足による特別処置かと思われましたがそうではなく、AOBまたはAHAのメンバーだけしか入場できないことになっているのでガラス製にした模様です。 ボランティア曰く、夜のパブリックセッションはプラスティックになるとのことでした。
そうなると昨日お伝えしたプラスティック製にした第一番目の理由はいったい何だったのでしょうか?
ブリティッシュイースト
イギリスのBREWLABという会社ブリティッシュイーストを展示していました。 展示されていたのは5種類でしたがもらってきたパンフレットによると14種類くらいあるようです。
液体として配布されるのではなく、写真にあるようなふた付きの細長い容器の中に寒天が入れてあり、そこにイーストを植え付けて配布されるようです。 つまり実際に使用するときにスターターを作らなければならず、Wyeastのようにお手軽に使用できないのが欠点です。
値段は5個セットで$30.00となっていました。 Webからの注文も受け付けるそうです。
激安フレーバー・トレーニング・キット
同じく、イギリスのBREWLABのブースでは$80.00という破格の値段でフレーバートレーニングキットを販売しているようです。
キット内容はフレーバーを発生させる化学薬品、Windows用ソフトウェア、Webサポートがセットになっているとのこと。 このソフトは化学薬品を入れたときのフレーバーチャートを表示させるものだそうで、デモを見るかぎりExcell上で動くプログラムのようです。
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今日のブルーパブテイスティングログ

Mountain Sun
ボルダーのブルーパブ。
Java Porter (ニトロ版)
コーヒーのバランスがとても良い。スムーズ。

今日のGABFテイスティングログ

Stone
Smoked Poter
スモークのバランスがとても良い

Boltimore Brewing
Rauchbock
すごくスモーキーでバランス良い。

Flossmoor Station
Pullman Brown
Flossmoorは今年RAF2000でシカゴに行った時に飲みにいったところの中で最高のブルーパブでした。
少し薬臭いスパイシーさがあって、少しナッティで、名前と違って真っ黒で、不思議な魅力のある驚くべきビール。GABF2000 PPBTのSpecialtyでブロンズメダルを受賞。
Candy Dancer Honey Ale
かつて飲んだなかで最高のハニーエール。ハニーのアロマ、フレーバーがちゃんとあり、甘過ぎず、ドライにもならず、長くハニーの余韻がきれいに残る。
Le Chien Blanc
ベルジャンホワイト。すばらしいアロマ。欠点がない。少し酸味が強いかもしれないが、バランス良い。
Burbon Barrel Brown
Pullman Brownをジャックダニエルの樽でエイジングしたもの。薬臭いスパイシーさがすこし丸くなってバーボンのキャラクターが付いている。

Stoney Creek
Vanilla Porter
サルファリー、ちょっとメタリック。飲み終わった後にバニラがくる。

Pizza Port
Cuve de Tonne
チェリーエール。なぜかかなり苦い。チェリーフレーバーがとても長く残る。

Alesmith
Stumblin Monk
ベルジャントリプル。甘さとアルコールのバランスがとても良い。

Sun Mountain
Doppel Bock
アルコールの甘味と味噌っぽさのバランスが良い。ここ3年くらいGABF PPBTで連続受賞している。

今日会った人たち(お友達たち)
Fred Eckhardt
元気。ビールが健康に良いという話の生きた実例のような人です。
Chris Muller
イーストの会社「White Labs」の人(副社長←初めて知った)。このひとも毎年会う。
Michael Jackson
マイケルはお仕事中です。
キャロライン
昨日のボブの奥さん。
マーク シュナイダー
AOBのスタッフ。
その他に、Fallng Rockの店員クリス。1年に1回くらいしか行かないのにちゃんと名前を覚えている。さすがプロの飲食店員。
今日のベスト
Flossmoor、Bourbon Barrel Brown
アメリカンウイスキー、Jack Danielの樽で熟成させたもの。 カスクコンディション。
Flossmoor Station
Burbon Barrel Brown (Cask condition)
間違いなくFalling Rockで飲んだBurbon Barrel Brownのカスクコンディション版。Burbon Barrel Brownがカスクコンディションでさらにすばらしくなっている。
Blitz-Weinhard Brewing Co. Vanlla Cream
コレ、ビールなのかなあ?香りバニラ。味、バニラアイスクリーム。なんか変な味。
10月6日 GABF2日目 コロラド
今日のGABF
小雪の降る寒い夜ではありましたが、会場は熱烈なビールファンで超満員でした。 以下に二日目のインプレッションをお送りいたします。
入場者増大
金曜日ということもあり、入場者数は前日に比べて倍近い(目測)人出となっていました。 入場するまでに10分くらいかかりました。
プラスティックにした理由
昨日お伝えした一部で味気ないと評されている“プラスティック”グラスについての続報です。 ボランティアに宛てた説明書によると、今回からプラスティックグラスになったのは以下のような三つの理由があるそうです。
・今回から使われているコロラド・コンベンションセンターはホールでのグラスの使用を禁じている。
・これまでのGABFではたくさんのグラスが割れているため、客の安全第一を考えての選択である。
・このカップはビールを味わうために十分な能力を備えている。
テイスティンググラスの素材
素材は単なるプラスティックではなくLexanという素材で匂いなどはないそうです。 ちなみに研究社のリーダーズ・プラスによれば、
Lexan:レキサン 《固くて割れにくく透明度の高いポリカーボネート樹脂; ガラス・金属に代わる樹脂として破砕防止窓などに用いる》
とのことです。
テイスティンググラスの無くなる
このテイスティンググラスですが、午後7時過ぎには配るものが全てなくなったようで、それ以降に入場した人々(我々も含む)には替わりのカップが配られました。 このカップは本来、テイスティングカップを割った人などに供されるもので、臨時の処置であったようです。
ガラスのカップも、一時品切れ
お土産コーナーで売っていたガラスのテイスティングカップが、一時品切れ状態となっていました。 ところが8時過ぎに取材班の一人が見に行ったところ、新たに入荷していました。
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今日のブルーパブテイスティングログ

Phantom Canyon Brewing
Phantom IPA (Cask condition)
スムーズ、ホッピー。
Downtown Brown Ale
ダイアセチルがかなりある。
ESB
アストリンジェント。ホップアロマがとても強い。
Hefeweizen
オレンジ色。かなりイースティー
Phantom Canyonは昨年、一昨年に比べて、イマイチだった。ここは、カスクコンディションでなくてもとてもスムーズなビールを適温で出してくれるのでとても気に入っていたのに...

今日のGABFテイスティングログ

Hops
Lightning Bold Gold
驚くべきDMSの濃度。ドクタービールでもこうはならない。っていうほどすごい。

Russian River
Damnation (Belgian Strong Ale)
少々しぶいが、ベルジャンの特徴を優等生的に持っている。

Watson Bros.
Hallertau Rye
ライのキャラクターを良く感じられるアロマ。かなり渋い。ホップフレーバーが強すぎる。タンニンの苦味が長く残る。

Oskar Blues
Berliner Weiss
ベルリナーヴァイスはさすがにめずらしい。 小麦っぽいグレイニーなアロマ。とても軽い。酸味も強い。ちょっとフレッシュな感じがしない。

Pump House
Igniter Pale Ale
アロマ、苦味、フレーバーともホップが強力。それ意外のものをほぼ感じない。

Ace Cider
Pear Cider
りんごとなしが混ざっているらしい。そういうアロマ。最初は甘く。酸味が長く残る。

Heavenly Daze
El Rye (Pilsner?) ライのアロマはあるが、ピルスナーには見えない。

Golden City
Cherry Bomber Ale
チェリーのアロマはわずか。かなりアストリンジェントでドライ。甘味はなし。

Flying Dog
Tire Biter
ケルシュらしいが、そんな感じはしない。アストリンジェント。ホップ強すぎ。 K-9
これもアストリンジェントでドライ。

Boston BeerWorks
Pumpkin Head
名前の通りパンプキンエール。スパイスがバランス的に強すぎるような気がする。パンプキンが完全に負ける。ホップフレーバーがかなりある。

Bosco
Ise of Skye Scotish Ale
スコテッシュにありがちな味噌っぽさをほとんど感じない。とても飲みやすくバランスも良い。けっこうホップフレーバーを感じる。今時のスコティッシュかな?

Westwood Brewing
Special Bitter
アロマ、フレーバともかなり味噌っぽい。他のアロマ、フレーバを圧倒してしまっている。

North Coast
PranQster
ベルジャンエール。スムーズでアルコホリック。

Bear Republic
Red Rocket
ものすごくホッピーなビール。

Beermann's Beerworks
Lincolnshir Mild
わずかにナッティなモルトフレーバー。少々酸味。マイルドはちょっとめずらしいけど、期待したほどではなかった。

Kona
Fire Rock Pale Ale
とてもホッピーでブリティッシュなペールエール。

Third Street Aleworks
Milenial Honey Crambery Altbier
HBAのBobのおすすめで飲んでみた。わずかに味噌っぽいが、あまり気にならない。クランベリーのさわやかさが口一杯に広がって、クランベリーの酸味と共に長く残る。クランベリーらしい色、アロマ、フレーバー、さわやかさを持ち、とてもナチュラルな感じにできている。とてもすばらしいフルーツビール。
One Ton Black Berry Ale
これもとてもさわやかなフルーツビール。クランベリーほどの複雑さはないが、とてもすばらしい。
Old Redwood Porter
すごくグレイニーでナッティーでとてもブルワーの意図がストレートに伝わるビール。

Pyramid
5,000 year ale
バーレイワインだと思う。強力なホップキャラクター。のどがあたたまるアルコール。バランス良い。

今日会った人たち(お友達たち)
ボルダーにあるBeer Gearというグッズ製造会社の人
毎年ブース出していて毎年このおねーさんがいる。
で毎年挨拶する。
Bob Kaufman
ボルダーのホームブルークラブ Hop Barley & the Alers (HBA)の人。2年前と3年前に毎年GABFの1,2日前にあるミーテイングにたまたま参加して以来HBAに1年に1度会うお友達が何人かできた。
今日のベスト
Rocky River Brewing Stout
コーヒーの香りとバニラの香りが程よく、なかなかGoodでした。
Third Street Aleworks Milenial Honey Crambery Altbierとてもすばらしいさわやかなビール。
今回はスタウトとポーターを重点的に見た。でも全部見られなかった。残念。
Ballast Point Blsch Marlu Porter 私はこれが一番好きだった。
Rocky Mountain Inparial Stout   高アルコール感がGood!
Red Rocket Ale Porter イマイチ覚えていないけど(ごめん)、ポーターらしいポーター。
まあどんな味か知りたかったら、デンバーまで飲みに来てくださーい!
10月5日 GABF1日目 コロラド
今日のGABF
今年から会場が変更になったGABF2000ですが、旅の疲れを引きずりつつ参加してきました。 取りあえずファーストインプレッションをお送りします。
GABFのチケットに付いている半券を入り口で渡すと参加した証としてグラスがもらえるのですが、そのグラスが今回からプラスティックになっていました。 落としても割れないようにとの配慮からかも知れませんが、ちょっと味気ない感じです。
グラスはお土産を売っているところで$4で販売されていたので欲しい人は買えということでしょう。
それにもかかわらず落として割っている人もかなりいました。
また、出店しているブルワーの一覧にも変更がありました。 これまではちゃんとした冊子を配っていたのですが、今回は新聞です。 こちらは明らかにコストダウンがはかられているといった感じです。
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今日のGABFニュース

ホテルのロビーでMichael Jacksonに会う。あれ、大阪じゃなかったっけ。というわけで、マイケルは大阪には行ってませんでした。

今日のGABFテイスティングログ

Russian River
Hop Time Harvest
すごくホッピー。アロマからしてすごくアストインゲントなビールを想像したがそれほど渋くはなかった。でも大量のホップを感じる。

Saint Arnord
Cask condition Amber Ale
Saint Arnordは毎回、カスクコンディションを持ってくる。草っぽいホップアロマが強い。ブリティッシュなエール。かなりドライな感じ。

Triple 7
Black Cherry Stout
97年のGABFで感激したんだけと、今回はあまり感動無し。チェリーアロマがちょっと人工エッセンスっぽい気がする。種からくるのか、アーモンドのようなフレーバーあり。ナッティなモルトキャラクタとかもおもしろいんだけど...

Anderson Valley
Outmeal Stout
チョコレートっぽいアロマとフレーバー。ちょっとライトな感じがする。

Napa Valley Brewing
Calistga Porter
アストリンジェント、ちょっと薬っぽい。

Bear Republic
Heritage Scottish
かなり味噌っぽい感じが強い。バランスは良い。

Happy Brewing

Total Ecrips Blak Ale
かなり渋い。ホップが酸化。ナッティ。ホップアロマのしっかりあるドライスタウトを目指してるらしい。

New Glarus
Raspberry Tart
去年GABFで感動し、今年シカゴでも感動し、今回も感動した。すばらしいラズベリーのフルーツエール。かつて飲んだいかなるフルーツビールよりすばらしい。実はここのチェリービールも鳥肌が立つほど最高にすばらしい。けど、今回は出てない。
Eisen Bock
アストリンジェントで酸化も感じる。天は二物を与えないのか。と絶句。ところが、AOBのブースで同じビールがあって、そちらを飲んだらかなりすばらしいアイスボックだった。(New Glarusブースのケグは状態が悪くなっていたらしい) Big Time
Old Wooly Berley Wine Style IPA
すごくアルコホリック。すごくホッピー。

Alaskan
Smoked Porter
スモークビールの傑作。スモークアロマ、フレーバーとモルティーさのバランスがすばらしい。

Rogue
Incinerator Doppel Bock
かなり、ふつうのトラディショナルなドッペルボックでした。

Kalamazoo Brewing
Cherry Stout
Triple 7であまり感じなかった感動をこちらで感じた。とてもナチュラルなチェリーフレーバーとバランスの良さがすばらしい。

Bridge Port
IPA
アセトアルデヒドとアストリンジェンシーが強力。ブリティッシュにけっこうあるタイプ。

Elysian
Dragonstooth Imperial Outmeal Stout
アルコホリック。ホップフレーバーがしっかりある。ナッティなモルトフレーバーも強。

Fullsail
Old Broadhead Barleywine
甘さとアルコホリックさとホップのバランスがすばらしい。(IBU91)

Blackstone
Nut Brown Ale
デリケートな感じのするブリティッシュエール。
ESB
すこし、みそっぽい。これもとてもブリティッシュ。ブリティッシュホップのキャラクターが強い。
BlackstoneはDave Millerがブルワーをやっているブルーパブ。

Bitter End Bistro & Brewery
Austine Pale Ale
パフューミーなホップ。すこしだけソーピー。とってもアメリカン。

BJ Piza
Juniper Rye
すこしフェノリック。ジンのような強いジュニパーのアロマを期待したが、おとなしい。
Whiskey Barrel Stout
インペリアルスタウトを7週間ウイスキーバレルでエイジング。ウイスキーキャラクターが強い。

Boston Beer Co.
Millenium
今年もまだあった。
完全なウィスキーのアロマと味噌っぽいアロマが強力。圧倒的なモルトの甘み。ウィスキーのようなフレーバー。とても複雑でこれに比べれば、Sam Adams Triple Bockがうすっぺらく感じる。 聞いた話ではMilleniumのディレクションをしたひとはTriple Bockのディレクションをした人らしい。
アルコール22%

ここで、知ってるブルワリーのものばっかり飲んでてあまり冒険してないことを反省。

今日会った人たち(お友達たち)
Ray Daniels
Editor-in-Chief
「New Brewer」
「Zymurgy」
David Edger
IBS Director
Charlie Papazian
AOB Presidet
Paul Gatza
AHA Director
Brian Rezac(右)
元AHAスタッフ
今FiveStarの人
今日のベスト
Boston Beer Co. Millenium
Ace Apple Honey Cider (ビール以外)
New Glarus Raspberry Tartとも思ったが、創造性に敬意を表してBoston Beer Co. Millenium.

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